ハリーポッターをとうとう手にしたので、ハリー・ポッターと、著者のJ.K.ローリングさんからミリオンセラーの道筋を学んでみたいと思います。もちろん、ローリングさんが手取り足取り教えてくれるわけではないので、僕が勝手に覗き込みながら学びます。

まず、「著者紹介」に驚きました。 
ローリングさんは、1965年生まれ、今年48歳です。
著者紹介から一部抜粋すると 
シングルマザーで、幼い子供を抱え、生活保護を受けながら、コーヒー店の片隅でたった一杯のコーヒーを注文し、子供が寝ている間に書いた処女作が、『ハリー・ポッターと賢者の石』、7巻シリーズの第一作である。 
わーお、ですよ。わーお。処女作が、「ハリー・ポッター」!!
ありえないほど、すごいんですけれど。

そして、『ハリーポッター 賢者の石』のあとがきに、こんなことが書いてあります。
おおまかに書きますが、
○25歳の時、電車を待っているとふと、ハリーのイメージが湧いてきた。
○ハリーのイメージの肉付けのため、5年間いろいろと調べて、執筆し始めるまでに5年かかっている。
○最初に書き終えたのは、第7章の最終章。
○初めて出版されたのは、1997年6月。 つまり、イメージが湧いてから7年後。

 一つの作品にかける時間、準備、さまざまなことで長いです。
そして、決してお金があって時間があったわけではない。
とにかく、自分の納得のいくように時間と年月を費やした。

僕なんかは 、2週間も構想を練ると「考え過ぎるほど、考えたな。」とか思ってしまいます。
そして、なにかふとアイデアが浮かぶと、すぐに飽きてしまい、また違うアイデアが浮かんでは飽きるということを繰り返しています。

しかし、ローリングさんは『ハリー』というイメージを大切に大切に育ててきた。

「一つのことを大切に、時間をかけてする」

そんなことを、「ハリー・ポッターと賢者の石」 の著者紹介とあとがきから学びました。