天満橋 大川01

大阪の天満橋(てんまばし)というところに行ってきた。とてもいい天気で、川べりを歩いていると、どこからかアンデス山脈を思い起こさせるような、笛の音が聞こえてくる。大きな鯉のぼりがバタバタと音を立てていた。
散歩していると忘れてしまうが、この天満橋界隈はビルが立ち並ぶオフィス街である。

造幣局の桜の通り抜けをやっているようで、天満橋はたくさんの人が通っている。
大川には遊覧船が通り、遊歩道はとても綺麗で歩きやすく快適になっていた。
また道の駅ならぬ、「川の駅」があり、おしゃれで川を眺めながらのんびりできるカフェまで出来ている。 
天満橋 大川02

たしか10年くらい前までは、川べりは緑が綺麗だけれど、浮浪者が住むダンボールでいっぱいだった。
しかし、そんな面影はなくとても爽やかな水辺となっている。

かつて、大阪が大坂だった頃をほんのすこしだけれど、綺麗な川べりから感じることができる。
大阪が、「天下の台所」だった頃は川には運搬船が行きかい、川沿いの街が華やかだった。
そして、商品を貯蔵する倉・倉庫が立ち並んでいたらしい。
そして、倉庫をもつ人たちは「納屋集」(なやしゅう)と呼ばれていて、超がつく大金持ちだった。
大坂、堺の「納屋集」の中に「千利休」の実家もあてはまる。
そんな、文化的な繁栄がふと頭をよぎる川のにぎわい。
4月初めにくると、川べりはソメイヨシノで桜色になる。夏、天神祭の時に来ると、川べりはたくさんの人でぎゅうぎゅう詰めになる。
天神祭は、舟にのって参加できると最高に楽しめる。
また、こようと思った大阪・天満橋界隈でした。
天満橋 大川 03

下の動画は、天満橋の下で演奏していた外国人ストリートミュージシャン2人。
口笛のように爽やかな笛の音。
「コンドルは飛んでいく」、を思い起こさせるようなアンデス的な音色とメロディー。
ありえないくらい美しくて、超絶的に上手だった。
誰だったか、確認していればよかった。
(短くて、音質悪いのはごめん。
それでもわかってもらえると思う、綺麗な笛の音。)

※首を90度、左に傾けてからごらんください。※